横尾忠則展「横尾忠則の不思議の国」
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●展:横尾忠則現代美術館
●時:2023[R05]9.16 Sat. → 2023.12.24 Sun.
●所:横尾忠則現代美術館
夏から秋へ向かうその日、神戸方面へ向かった。
1995[平成7]年以来、およそ約30年ぶりか。
はじめて訪れる美術館だ。
ここは兵庫県立美術館王子分館(旧兵庫県立近代美術館/設計:村野藤吾)西館をリニューアルして2012年秋に開館したという。
横尾氏ふるさとの兵庫県西脇市、
JR加古川線「日本へそ公園駅」下車すぐの
「西脇市岡之山美術館(設計:磯崎新)」へは
ずっと前に出かけたことがあった。
今回は規模が異なり、期待が高まる…
内容は『現実の延長にあるもうひとつの世界をルイス・キャロル作「不思議の国のアリス」になぞらえて紹介する展覧会』とのこと。
不思議の国のYT
鏡の中のYT
夢を泳ぐYT
魔法に惹かれたYT
神秘的なYT
死と彷徨うYT
ジャングルの、楽園の、王国のYT
世界を切り貼りするYT
自由自在な旅の絵図…
多彩な表現に満ちあふれた構成だ。
絵画作品以外に1970年代のポスターも展示!
サントリー、はいづか印刷等の仕事は
今も記憶に残っており、とても懐かしい。
時代を象徴するYOKOOグラフィックに憧れた
当時が思い起こされる。やっぱり、イイ!
でもその頃の気分を思い出すと、実は
氏の強い磁力を避けたい気持ちもどこかに。
一方でどうしても気になる存在でもあった。
今回、絵画だけでなくデザイナー時代の仕事も
「不思議」軸で、等価に扱われていたので
なんだかウレシイ気持ちにさせられた。
ふと見ると、神秘的な空気漂う空間で、
21世紀の若い世代も一心に魅入ってた。
彼女の未来でも記憶に残っていくかな…
次のエリアは「鏡の国」。
ガラスというか「鏡」に見立てた
銀色の背景に覆われたコーナーがある。
写りこみに反射する画の変化も楽しめる。
第3章は「夢の国」。
彼の「夢枕」に立ち上がった光景を描いた作品群が、
サーモンピンクの壁面と一体化した額縁の中で
さまざまな「幻」として並べられていた。
描かれているのは、異質異様な空間なのに、
どこか懐かしい情景としても描かれている。
それら夢日記は、
予定調和を超えた空想コラージュの連打!
…けっこう不思議な我が夢も
いつか記すことができるだろうか…
テーマによりフロアが分かれているが、
階ごとに異なる空気が心地よかった。
変化、驚き。それも楽しみのひとつなり。
ここは神戸市灘区原田通り、さぁて、次は?
【参考】
◎ルイス・キャロル https://amzn.to/3rCg2Hf
[2023.09.26 / 2023.10.05 update]
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