練馬区立美術館コレクション+「植物と歩く」
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●展:コレクション+「植物と歩く」
●時:2023[R05]07/02 Sun. 〜 2023[R05]08/25 Fri.
●所:練馬区立美術館
1985(昭和60)年に開館した練馬区立美術館へ
関東地方が梅雨明け後の 7/23 に訪れる。
館内展示の撮影はダメだったので、
看板や敷地内のイメージカット、
リーフレットなどの写真をUPします。
タイトル「植物と歩く」には…
『植物の営む時間と空間に感覚をひらき、
ともに過ごすという意味を込め』たとのこと。
導入部のプロローグ「観察」で登場するのは、
おなじみ、牧野富太郎「大日本植物志」である。
NHK朝ドラ「らんまん」で放送中だから、
ということもあるだろうが、重要なイントロだ。
この現物を目にすることができたのは何よりの収穫。
実際の大きさを実感し、精密な描線に驚き、
石版印刷のニュアンスにワクワク…
展示は、表紙(1902年)に加え、本文として
「サクユリ・セイシカ・ヒガンバナ・ボウラン・ホテイラン」(1902〜1911年)など。
さらに、実際に採集した標本各種(1893〜1942年)もある。
あらためて気付いたが、貼り込んでしまうと、
平面になる。だからこそ、花や葉、茎などの
立体感を伝えるには、精密に描くしかなかったのだろう。
細かな部分の拡大図、時間の経過を示す描写、
とにかく氏の情熱を感じられる「絵」だった。
次に並んでいたのは、良いも悪いも含め、
牧野が気にかけていた書物「本草図譜」。
こちらも植物学的に重要であるだけで無く
本そのモノ自体が意義深いものであると感じた。
コーナーを進むと、画家が描く多様な植物世界の
中に踏み入って、歩みを進めることになる。
ミドリ一色でない所も、かえって趣きがある。
さて、美術館を出ると、外は夏の強い陽差し。
真っ青な空の下で、植物の蒼さが目に沁みていく…
*以下の構成は、配布リストより転記
◎プロローグ:植物の観察
◎第1章:花のうつろい
◎第2章:雑草の夜
◎第3章:木と人をめぐる物語
◎エピローグ:まだ見ぬ植物
【参考】
◎牧野富太郎 https://amzn.to/3q1zTPk
《余談》
https://www.neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=m10243
[2023.07.23 / 2023.07.29 update]
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