たかすぎるな。 x MIRAI「STORY展」
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●展:たかすぎるな。 x MIRAI「STORY展」
●時:2023[R05]04/28 Fri. 〜 2023[R05]05/07 Sun.
●所:Galerie412
ゴールデンウィーク初日の土曜、無謀にも原宿方面へ足を延ばした。人の手によって1920(大正9)年頃に盛られた明治神宮の樹々、その森の宮に続く表参道は、人人人!インバウンドの影響もあってか、さまざまな人で道の両側ともギッシリ。新型コロナウイルス蔓延前の初詣の行列か、といった混み具合。
このおなじみの「表参道」だが、住所表記では「神宮前」。それは、成功した方の東京五輪開催の翌年、1965(昭和40)年からで、以前の地名は「穏田」だったらしい。名からすると、きっと静かなところだったのだろう。さて…
表通りの喧騒からは、もともとの長閑な地名の風情は感じられない。少しだけ空いてる裏道から表参道ヒルズ 同潤館へ向かう。前日から開催した二人展を観に。
以前の建物(同潤会青山アパート)で使われていただろう古いドアから導かれる空間は、程よいサイズの居場所である。
◎たかすぎるな。さん(最後の句点『。』も含めての作家名。その由来は次回に聞いてみよう)は、以前に池袋で開催された個展で知った作家。絵のモチーフによく現れるのは、海の深淵と夜の静寂。それはとても静かな雰囲気。落ち着く居場所であり、彼女のこころの写し絵なのかもしれない。
◎MIRAIさんの作品は初めて拝見。背景とキャラクターは、あえて異なるタッチとして描かれている。サイズの異なる絵を順にたどると、言葉は無くてもおおまかなストーリーが感じられる。音楽と共に在る作家の感性が、天使とカニとライオンというユニークな組み合わせにつながっているのだろうか…
[2023.04.29]
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