水平線の 向こうの 花たち

木村まどか展「水平線から花を見る」

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●展：木村まどか個展「水平線から花を見る」
●時：2022［R04］10/01 Sat. 〜 10/13 Thu.
●所：ギャラリー澄光
　東京都世田谷区奥沢4-27-12

「水平線から花を見る」これは『木村まどか個展［ギャラリー澄光］』のタイトル。初日の夕方頃に伺った。 

描かれた花は、名前もディテールも咲く季節もそれぞれ。そもそも、その名前は人が与えた個別化の記号ゆえ、自らが主張しているわけではありません。（まぁ普通しゃべらないしね）だけど、いったん名づけられた花の名を頼りに「そういう名のモノ」として眺め理解しようとしてしまう。 

名前を知らない花は、名前のないただの「花」。でも目の前の風景として確かにそこに在る。版画として描かれたそれらの形を純粋にとらえることから、花々が纏っている色彩や放っている香りを想像することまでもできるギャラリー空間でした。 

作品は細やかさの一方で、芯にある強さも感じさせています。それこそが花の生命力なのでしょう。さて、これらの作品たちはどの地平から眺めるのが好ましいのか、それを探ってみるのも楽しいコトです…

［2022.R04.10.02］ 

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